自尊心が高い人の特徴
人が見ていないところでも不正やルール違反はしない
真の意味で自尊心が高い人には、「人目があってもなくても、常に正しい行動を心がける」という特徴があります。
人間は弱い生き物なので、人の目がある所ではきちんとしたふるまいをしても、人がいないところではつい良くない行動をしてしまうということが少なくありません。
そういう人は、自分自身に甘い人間ということが可能なと思います。
自分自身のことを尊いと考えている人は、自分自身に対して厳しい目を持っています。
なので、「人目があるから正しくしよう、人が見ていないから、少々のルール違反やマナー違反をしてもいいや」というような考え方をすることが可能でせん。
人目のあるなしで行動を変えてしまうような自分自身が許せないのです。
なので、たとえ周りに誰もいないようなところを歩いている時でも、ポイ捨てをするようことはしません。
誰も見ていなくても、「自分自身の目」は存在します。
自分自身が自分自身の行動を見ている以上、自分自身に恥じないようにしようと心がけるわけです。
人の目は気にしても、「自分自身の目」を気にする人は少ないと思います。
なので、「誰も見ていない」と考えるわけですが、自尊心が高い人は、常に自分自身の目を意識しながら行動しているのです。
責任感が強く自力でものごとを成し遂げようとする
自尊心が高い人は自分自身に対して厳しいために、「いいかげんな自分自身」を許すことが可能でせん。
手抜きをしたり、いいかげんに物事をすませてしまうことができないのです。
どんなことに対しても、責任感を持ってことに当たり、自力で完遂しようとします。
たとえば、上司から新しい仕事を任されたとしましょう。
難易度の高い仕事だったとします。
自分自身の仕事である以上、多くの人はまじめに取り組むと思いますが、仕事によっては途中でギブアップせざるを得ないことも出てくるに違いありません。
しかし、自尊心の高い人は、どんなにむずかしい仕事であっても、自分自身の任務である以上、なんとか最後まで成し遂げようとします。
そのとき、人に頼るということを好みません。
同僚や先輩に泣きついて、仕事を手伝ってもらうということができないのです。
そこには、「人に頼るような、意志の弱い自分自身を許せない」という心理があると考えていいと思います。
会社や上司に対する忠誠心から、責任をもって仕事をしようとするわけではありません。
あくまでも、自分自身に対して恥じない行動をしようという心理、自分自身を尊い存在と思う気持ちから、自力だけでものごとをなしとげようとする強い意志が生まれるのです。
人に流されない
自尊心が高い人は、たしかな自分自身というものを持っています。
「これが自分自身の生き方だ」という意識をちゃんと持っていますし、常に自分自身の意見というものを明確にしています。
何かのことに対して意見を求められれば、はっきりと「自分自身はこう考える」とうことを主張可能なのです。
もちろん、自尊心は高いけれどおとなしい性格の人もたくさんいますから、強くアピールしないことも少なくありません。
そのことでは、たとえ黙っていたとしても、自分自身の意見はちゃんと持っているのです。
気を使う性格の人のときは、人が自分自身とは違う意見を持っているとわかった時、相手やその場の雰囲気を考え、相手に話を合わせるということもあります。
しかし、そのことによって、自分自身の意見が変わってしまうということはありません。
また、「みんながそうしているから、自分自身もそうする」ということはないのです。
たとえ、周りの人がすべてある行動をしたとしても、自分自身でそれはよくないと判断すれば、けっして同じ行動はしません。
ゆるぎない自尊心があれば、人に左右されるということはないという言い方も可能なと思います。
そこには「人に左右されるような自分自身を許せない」という心理が働いているわけです。
人に流されないこと、これも自尊心が高い人の特徴の一つです。
人に弱みを見せることができない
自尊心の高い人には、人に弱みを見せることを極度に嫌うという特徴があります。
たとえば、何らかの事情で金銭的にきびしい状況になったとしましょう。
そんな時は、友人や知人、あるいは親兄弟を頼って、必要なお金を借りようとする人が少なくありません。
しかし、自尊心が高い人にはそれが可能でせん。
金銭的に窮している自分自身の姿を、知っている人に見せることができないのです。
そんな姿を人にさらすことは、自尊心を傷つけることにほかならないと思います。
なので、利息を払ってでも、金融機関からお金を借りて窮状をしのごうとするのです。
仕事などでも同様です。
自分自身の手に余るような仕事をしていて、「これは自分自身の力では仕上がりそうもない」と感じていても、同僚や上司に弱音を吐くことが可能でせん。
あるいは、体調が思わしくなく、なのでに仕事の効率が下がっていても、「具合が悪いので、早退させてください」と上司に申し出ることがなかなか可能でせん。
過重な仕事を任されていても、体調が少々悪くても、周囲にはそんな弱みは見せず、無理してがんばってしまうのが、自尊心が高い人の特徴ということになると思います
向上心があり、努力を惜しまない
自尊心が高い人は、自分自身に対して常に厳しい目を持っています。
ダメな自分自身を許せないという意識が強いわけですが、その結果として、「向上心がある」という特徴が生まれると考えていいと思います。
とはいっても、今の自分自身に対しても、決して低い評価をしているわけではありません。
自分自身という存在を尊いものであると認識しているのなので、それなりに高い評価を自分自身に与えてはいます。
しかし、現状にとどまって満足してしまうような自分自身を許すことが可能でせん。
現状でもそれなりのレベルにはいるという自覚を持ちながら、より高みを目指すのが、自尊心の高い人の特徴なのです。
そして、なのでに努力を、けっして惜しみません。
たとえば、営業の仕事をしているとしましょう。
課せられたノルマを達成できれば、それで満足する人が少なくありません。
あるいは、部署内で上位の成績をおさめることで大満足し、現状にとどまる人もいると思います。
自尊心の高い人は、それでは満足できないのです。
たとえ、部署内でナンバーワンの成績を上げることができたとしても、自らより高い目標を設定し、その目標達成のための努力を続けていくのが、自尊心の高い人の特徴ということになると思います。
人に笑われることが大嫌い
自尊心の高い人が嫌うことの一つが、「人から笑われること」です。
自分自身で何かギャクを言ったり、笑わせようと思って行った言動は例外です。
「笑わせよう」という意図を持っているときは、人に笑ってもらうことで、自尊心は満足されます。
そうではなく、何か失敗をしたり、思わずとんちんかんな反応をしてしまったり、天然な言動をしたために、人から笑われることが大嫌いなのです。
自尊心の高い人は、少しでも人からバカにされるようなことがあると、大いに傷つきます。
なので、人から笑われることばかりではなく、人からいじられるようなことも許せません。
人が人をバカにするとき、そこには「バカにする人の方が、馬鹿にされる人よりも心理的に上位に立つ」という構図が生まれると考えていいと思います。
自尊心の高い人にとっては、そんな構図に自分自身が立たされることが耐えられないのです。
ただし、なのでと言って、自尊心の高い人は他の人のことを上から目線で見ているということではありません。
自尊心の高い人は、上から目線で人を見るような人間を嫌いますので、人には対等な目線を送るようにしています。
しかし、人から上から目線になられることは嫌うのです。
自尊心を高める方法
今の自分自身を否定せずに認めてあげること
何をやっても上手くいかない、周りよりも劣って見えるなど、今の自分自身に不満を強く持ち、自分自身で自分自身のことを否定してしまっているときは、いつまでも自尊心を高めることが可能でせん。
上手くいかない、劣っていると感じる人は、自分自身を周りの人達と比べることで、自分自身に価値がないと感じてしまうことに原因があります。
このようなタイプの人が自尊心を高めるためには、まず今の自分自身を認めてあげることです。
「こんなんじゃだめだ」「どうして自分自身はできないんだ」と、自分自身を否定し続けるのではなく、「こういうところはきちんとできている」「他の人に負けないくらい勝っている」と認めてあげられる面は褒めてあげるべきと思います。
今の自分自身を否定せずに認めてあげることで、自分自身を褒められるようになっていきます。
それと同時に褒めた分だけ自分自身に自信を持ち、自分自身のことが好きになっていきます。
周りや自分自身の理想の姿と今の自分自身を比較して、できていない自分自身を否定するのではなく、今できていること、勝っていることに注目して褒めてあげることが大事です。
自尊心を高めるためにも、今の自分自身を褒め好きになることから始めてみると良いと思います。
周りからの評価を気にしないこと
自尊心が低い人は、「こう思われたい」「こうであるべき」という思いに縛られ、外では偽った自分自身を演出していることがあります。
「こう行動しておけば良い人に見られるだろう」という計算や考えのもとで生活しているため、当然自尊心は低くなり、また本来の自分自身に戻った時にかなりの疲れを感じます。
このような人は、一歩家から外に出ると常に神経を使ってしまう人で、人からの目、評価を過度に気にしているために、本当の自分自身を出せず、自尊心を高く持てません。
自尊心を高くするためには、周りの評価を気にせず、自分自身らしくいることで高くすることが可能なと思います。
人は他人のことをそれほど観察したり考えたりはしないものです。
そこに執着し囚われてしまっては、自分自身を失い、また自分自身の行動によって疲れてしまうのです。
自分自身のありのままの姿で、必ずしも受け入れられるという保証はないものの、偽った自分自身を演じ続けることで、それが保障されるという訳でもないのです。
自分自身の本来の姿を出すことで、ため込んでいた疲れを解消することが可能な他、他人に対して過度な意識を持たなくなることから、自分自身に目が行くようになり、大事に可能なようになります。
「こう思われたい」という周りへの評価を気にするのではなく、「こうでいたい」という本来の自分自身を大事にする意識でいると、自尊心が高くなっていくと思います。
感謝される行動を増やす
自尊心の低い人が、自らの性格や考えを変えて高くするということは容易なことではないと思います。
それまで自尊心が低い状態の生活を送ってきたために、ポジティブに捉えたり明るく切り替えることはとても難しいことです。
長年自尊心の低さに悩んできた人は、性格や考え方を変えるよりも、感謝される行動を増やしてみるという方法の方が良いです。
「人に親切にする」「人の助けになる」といった行動をとりいれるくらいであれば、今すぐにでも出来ることです。
例をあげると、重い荷物を運んでいる人に手を貸してあげるだけでも良いのです。
すると助けてもらった人は、あなたに対して「ありがとう」と感謝を示してくれます。
その「ありがとう」という言葉が積み重なることで、あなたは自尊心を高めていくことが可能なのです。
自尊心の低い人は、自分自身の価値の大事さや必要性に気付けていないことが多いです。
助けること、親切にすることによって、「自分自身が人のためになったんだ」「自分自身でも役に立つんだ」と価値を見出すことが可能なようになってきます。
親切にされて嫌がる人は少ないものなので、可能な限り感謝される行動をとりいれてみると良いと思います。
「ありがとう」と言われるたびに自信を持てるようになり、少しずつ自尊心を高めていくことが可能なと思います。